注文住宅での和室掘りごたつ小上がりの推し

小上がり×障子でつくる、居心地の良いリビング空間

注文住宅で小上がりをリビングに設けるときは、和室として独立するように扉を設ける方が賢明です。

単に和風でおしゃれな雰囲気になるだけでなく、空間の使い分けや視線のコントロールにも役立つからです。


障子で区切るメリットとは?

小上がりはリビングの一部として使うことが多いため、来客時や落ち着きたいときに空間を区切る手段があると便利です。障子を使えば、

  • キッチンやダイニングからの視線を遮れる
  • 空間の切り替えが柔らかく、閉塞感がない
  • 自然光を柔らかく通すため明るさを確保できる

など、視覚的にも心理的にも心地よい仕切りになります。


気をつけたいデメリットも

一方で、障子を設けることで完璧に独立した部屋になるわけではありません。リビングの一角であることに変わりはなく、

  • 生活音はほぼそのまま通る(防音性は低い)
  • 会話の内容も聞こえやすい

といったデメリットもあります。特に、来客時にプライベートな話をしたい場面では不向きかもしれません。昔の日本家屋のように、仕切っても音や気配が感じられる空間と理解しておくと納得しやすいです。


障子のメンテナンスと快適性

障子の掃除が大変そう…と思われがちですが、意外とお手入れは簡単です。ほこりはこまめに払い、木枠部分の汚れも定期的に拭き取れば清潔に保てます。

また、障子は単なる装飾ではなく、

  • 日差しの調整
  • 寒さ対策(断熱効果)
  • 夏場の遮熱

といった機能面でも頼れる存在。特に冬は、掘りごたつと組み合わせることで、暖かくて心地よい小上がり空間が生まれます。寒冷地や中間地では、実用性の高い設計要素としてもおすすめできます。


小上がり+障子は“ちょうどいい和”を演出

リビングの中にある小さな和空間。そこに障子を設けることで、ちょっとした籠もり感と癒しが生まれる空間になります。完璧な個室ではないからこその“つながり”も大切にできるのが、障子の魅力です。

注文住宅で和室や小上がりを考えている方は、デザイン性・機能性・雰囲気のバランスを考えながら、障子の設置を検討してみてください。


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