注文住宅の和室掘りごたつ 小上がりの良さ

注文住宅で和室と小上がり、あるいは掘りごたつを作る人が増えているそうです。小上がりを設けるメリットはたくさんあります。例えば、フローリングがメインの洋風住宅だとしても、小上がりスペースを設けることにより、1部和風のスペースができます。

小上がりが部屋の一角にあることで、フローリングでは体感できない座り心地や寝心地を味わえるのです。夏場少し横になって寝て見たり、あぐらをかいでみたり、特には正座で趣味を堪能してみたりというようにです。使い方は無限にあります。

フローリングはいわゆる床素材のために硬く、歩く、座る、横になるとき硬さが体に当たります。クッション性のある床に仕上げている家もありますが、そのままのフローリングでは硬さが際立ちます。一方ではイグサなどの自然素素材を使用した小上がりを作ると、畳の部屋のように歩きやすさと座りやすさが得られるのです。

小上がりで過ごす多くの時間は、寝転ぶ、書き物、テレビを見るなどリラックスや趣味の場として、使われています。夏場はそのままでも涼しく、ゴザを敷いても良いです。

冬場はこたつを使うこともおすすめです。掘りごたつは昔から日本にある防寒器具ですが、小上がりに掘りごたつを取り入れて貰えば、旅館のようにゆっくりと過ごすことができます。こうしたメリットが小上がりや掘りごたつ、和室から得られるのです。

注文住宅のメリットは居住者の住みやすさを実現してくれること。建売物件とは異なりライフスタイルに応じたスペースを作ってもらえることです。ただし、あくまでも主導権は家主、居住者側にあります。こうしたいんだ、ああしたいです、という要望を明確に伝える必要があるのです。ここを押さえていなければ、注文住宅のメリットも裏目に出てしまうことになりかねません。私が失敗や経験から学んだことは、建売物件よりも注文住宅の方が難しいことでした。こうしたいという主体性や具体性、ライフスタイルへのこだわりが注文住宅の成功の鍵です。