注文住宅の和室掘りごたつ小上がりの材

注文住宅で小上がりをつくりたいとき絶対譲れないことが小上がりの畳の素材です。枠組みは自然木材でなくとも妥協することができますが、畳の部位は必ず自然素材でなければ、いけません。理由は、自然素材の畳の使い心地は化学繊維ものに比べて圧倒的に良い上に、化学繊維では畳の意味がないからです。化学繊維は夏場は暑くなります。素足で歩いても居心地が悪く、畳を設けた価値もなくなるのと考えているのです。このような考え方の人は日本人には多く、もしも畳の素材を気にしないという方なら気が付いていないだけだと思われます。枠組みの木材も天然素材であればあるほど見た目や使い心地も良いです。ただし、面積が少なく体に直接的に当たらない小上がりの枠組みの材は妥協をしても大丈夫です。
中には、見た目も大事だから小上がりの枠組みも自然素材のもので統一したいという方もいるはずです。予算が許せば、スペースの小さな小上がりの枠組も自然素材を使用したいのは本音でしょう。
注文住宅ならより良い素材を使いたいという望みも叶いやすくなります。和室として部屋の扉を設置するというデザインも小上がりのスペースを使いやすくできる方法としておすすめです。フローリングのスペースに本来はなかった和室のお部屋を設けるということになります。
冬の掘りごたつを設置するためには小上がりを作る時から一緒に計画しておく必要があります。小上がりを設置した後になってから、掘りごたつを設けてほしい…。と言っても労使の二度手間となってしまいますよ。どのくらいの面積のフローリングのどこに、どのくらいの面積の小上がりを設置するのか。ということまで相手任せでいけません。いざ完成した部屋に住み続ける人は自分自身であることをよくよく考えて、サイズや位置まで納得するまで聞くべきです。よく希望だけ業者に伝えて任せてしまうということもありますが、いざ完成後に住み始めると、住みにくくてかなわない、なんてことのないようにしたいですね。