注文住宅の和室に小上がりと掘りごたつ

洋風の建築物の家に和風の小上がりがあると、家族の中に高齢者が同居しているのでは?と思われてしまう時代ですが、そうでもありません。

確かに、昔は土足の足場から畳に上がる部屋がありました。同居する高齢者の生活のために1部を小上がりに作るということもありましたが、最近は若い世代の生活スペースとしても活用されています。例えば、昼寝をしたいときや少しの時間でも横になりたいという時に便利です。フローリングよりも畳の方が横になりやすく夏は涼しいというメリットもあります。日本人は畳の部屋で育ってきた人が多いので、落ち着いて生活ができるというのです。小上がりの畳のクオリティや高さ、段差も使いやすさを左右する条件です。できるだけ化学繊維を避けてイグサという植物を用いてある自然素材で作れば、畳の居心地が良くなります。

フローリングに小上がりを設置することで、冬場になるとこたつをおくことが容易くなります。フローリングに直接コタツを置くよりも座り心地など、遥かに居心地がよくなります。

堀りごたつを和室の小上がりに置くには、注文住宅で掘ってもらい、普段は蓋をするような仕切りも必要です。注文住宅だからこそ可能になるデザインです。

掘りごたつの良さは足が痺れにくいこと、椅子に座っているような姿勢で使えることです。他にも掘りごたつのメリットは多く存在しますが、注文住宅の和室に設置してもらうと収納スペースも取りません。

最終的には収納までをイメージしてこたつを作るほうがよいと思いました。小上がりはフローリングの部屋でもデザイン次第でおしゃれに、自然につくることができます。趣味好みによりますが、全ては業者次第です。依頼したいと思える業者を選ぶことが重要で、すでに決められているデザインや素材から選ぶという方法であれば注文住宅とは言い難いので、こだわりを探す作業からはじめてみると居心地の良い部屋、小上がりスペースに仕上がります。